2014年1月29日水曜日

2014年1月29日(水)

さっきの出来事。
雨が降っていたけれども風もないので体のため、近くの郵便局まで歩いて行った。
歩道の隅で白と黒の小さくて丸い物。
だんだん近くになるにつれ、子猫がうずくまっているのだとわかった。
雨で毛はねれ、動く事もできず弱っていた。
どうしよう、どうしようと思ったが、私は何もできずその横を歩いて過ぎた。
郵便局で用事をすませ、どうか心ある人が抱いて連れ看護してくれるか猫自身が動いてその場にいない事を願いながら通って来た道を引き返しました。
バスや車が無情に傍らを通り過ぎます。
私の前をカサをさした婦人が歩きます。
彼女が気づいてくれるかも?と期待しましたが、その場まで行かず別方向へ行ってしまいました。
雨の中歩いているのは私だけ。
その場まで来てしまいました。
猫はまだ生きていました。
まだやっと1ヶ月位でしょうか?
家に連れてミルクかエサを与え、元気になったら放してあげようか?
我が家には8才になるオス猫がいます。
彼も同じ状況で飼い始めた猫。
もう増やす由にはいかない。
猫嫌いな子供たち(今はもう独立)にあきれられるだろう?
もし猫がこのまま死んでも人間のぬくもり、温かさを知ってくれたら幸福なのでは?とも思いました。
その猫に手でふれようとした時、低い声でうなりました。
おびえているのでしょう。
両目は涙やうみのような物がたまり、見えていない様子でした。
我が家に連れて行く事により、うちの猫に病気が移ったら困ると思いました。
保健所へ連絡すべきなのか、愛護団体に連絡すべきなのかと思いながら…。
結局、胸を痛めながらも”ごめんネ!”と言ってその場から離れました。
その猫がいたのは、アパートの前。
ベランダにはゴミ袋が山のように積んでありました。
住民の誰かが猫を飼っているのかも知りません。
あの猫には罪はないのに。
しまいに何か怒りがこみあげました。
我が家に戻ればうちの猫は暖かい部屋で”何があったの?”という顔で出むかえてくれました。
同じ猫で生まれながら。
猫の世界ですら平等なんてないと思った出来事でした。



筆名:Reiちゃん  年齢:なし  都道府県:なし

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