2015年10月14日水曜日

2015年10月14日(水)

 こんにちは
今日は お盆休みも終り 又いつもの生活に戻りつつありますが、母の事を書いてみたいと思います。
 私の母は 8人弟妹の長女として生まれ 結婚したら 何ヶ月もしないのに戦争で主人は亡くなり 若くして未亡人となりました。
 婚家では 他人となる嫁がいては 財産を持って行くんではないかと心配し 実家に返されました。実家に帰っても下に7人もの弟妹達がいて、出戻りが居ては いろんな意味で迷惑をかけると思い 私の父である再婚相手と結婚します。
 結婚したと同時に、2人の先妻の息子の母となります。
 婚家先にも昭和19年に戦死した義弟がいて何かの因縁のようです。
 殆んど語らなかったのですが、この様な事をうっすらと聞いたのは 私が中学も卒業する頃でした。
兄妹ゲンカをしてると、父も母も長男を少しも怒らず、私達や、弟の方をなだめたりしていたのが 何かを物語るものでした。
母は長男の方に気を使い、父も兄には 何にも言わず 甘やかして育てたものでした。
 戦争の恐ろしさ むごさでしょうか? 亡くなられた方も悔しい思いをされた事でしょうが 残された者も 生き地獄を味っておりました。
母は94才で亡くなり お盆や 月命日がくると 思い出さずにいられません。 生きている時に味わえなかった 孫との同居や お嫁さんとの同居はなかったのですが この秋に又、1人の赤ちゃんが誕生します。
自分の血が続いている事を きっと 喜んでくれると思います。
   読んで下さって有難うございます。



筆名:団子虫  年齢:71  都道府県:熊本

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