赤崎水曜日郵便局の存在を知ってから、この水曜日が来るのが待ち遠しかった。
そしてようやくこの水曜日がやってきた。
朝、会社に出社。
車から降りたら◯◯さんが手招きする。
僕が近づくと金曜日のお礼状は出したのか、と。
僕はそんなことなど全く考えてもいなかった。
一瞬にして不安になる。すべてにおいて不安になる。
その後も不安は続く。
不安を抱えたまま仕事に向かうのが全然手につかない。
なので引き出しから便箋を取り出して書くことにした。
すこしすっきりした。
昼、隣で講習中だったけれど、なんとかそれに気を取られないように仕事をする。
2つのことを同時にするのはやっぱり難しい。
夜、皆既月食が車の窓から見えた。
僕は星や惑星のことを何も知らない。
でも月は衛星だった。
そうだ、今日大好きな人から大根の写真が送られてきた。
なんだか嬉しそうでこちらまで嬉しくなってきた。
そんな水曜日の出来事だった。
筆名:ノブ 年齢:33 都道府県:岐阜