2013年12月25日水曜日

2013年12月25日(水)

書こうと思った水曜日からずい分時がすぎてしまいましたが、どうしてもこの企画に参加したくて頑張ってペンを取りました。
ただ、改めて手紙を書くということは、結構大変なことだと痛感しています。
では、
福島第一原発から30km圏内に私の職場があります。
30km圏内といえども今は普通に生活ができる地域です。
ただ、農作物を作ることが出来ず、田んぼや畑は草でいっぱいになっています。
そんな訳で、地元の方々は各地からお米を買って生活しています。
新潟、山形、宮城、秋田、北海道、島根という袋もありました。
そして、そのお米を各お宅へ届けるのが私達の仕事です。
そんな忙しい10月最後の水曜日でした。
いつものように届いたお米をお届けに伺いましたが、そのお宅は夕方なのに不在でした。
いつもは誰かしら居るのに…と思いながら帰りに寄ろうと次の配達先に向かい、何時間か経った頃そのお宅に電話をしたら「今からなら居るので届けてほしい」とのことでした。
いくらでも荷物を届け、荷台を減らして帰りたい自分は早速向かい、玄関のチャイムを鳴らしたところ、旦那さんが出て来て、玄関先ではなく、縁側に置いて欲しいと、家の脇のサッシを開けてくれました。
その縁側に米を置いて視線を上げた先には仏壇があり、そこには奥さんらしい方の遺影とお骨の入った箱が置かれていました。
お米は5袋あったので、何と言っていいのか分からず、無言で4回袋を置く動作をくり返すだけでした。
また、脇の神棚には「命名札」が貼られていました。
多分奥さんも旦那さんも自分と同世代と思われ、家には誰ひとり居る様子は無く、妙な静けさだけが漂っていました。
ただそれだけと言えば、それだけなのですが、”皆んな色々な事情を抱えながら平然と生きている”と言ったある作家の言葉が頭の中をよぎりました。
いつもの水曜日、いつもの配達の仕事、いつものことだけれど、色々な人と接しているけど、そこには色々な人生があるんだなと改めて思いました。
これからも仕事は続けて行くつもりです。
これからも色々な人の人生の一部を垣間見る機会がありそうですが、いつものように流れていく月日の中で、普通ってなんだろう。と思えた水曜日でした。
何だかとりとめもなく、何を言いたいのか分からなくなりましたが、そう思ったのです。
皆さんはどのような水曜日を過ごしているのでしょうか。
私のとある、水曜日でした。


筆名:なし  年齢:なし  都道府県:福島

2013年12月18日水曜日

2013年12月18日(水)

もう気がつけばあっというまに12月の水曜日になっていた。
12月の水曜日と書いてみたところで、ふとなんだか12月の水曜日って特別なのではないかと思った。
ほかに例をあげてみると、例えば日曜日のパンケーキ、金曜日の夜ふかしのような感じ。
でも、どうして12月の水曜日は特別な感じがするのか、さっぱり分からない。
うーん。どうしてだろう。
2月の水曜日はなんだかピンとこない。
10月の水曜日もいまいち。
あっ、分かった!(でも、私の中の勝手な考えだけれど。)
どちらも私にとって、過去と未来を振りかえる時だからだ。
12月はどんな1年だったのか、そしてどんな来年にしていこうかを考えている。
水曜日は、1週間あたりの前後の振りかえりをする日なのだ。
12月の水曜日は特別に忙しい日にちがいない。
だって、この1年と来年、身近な過去と未来を総体的に考える日になるのだから。
すでに今もうこの手紙を書きながら、いろんな過去と未来を考えはじめている私。
今は水曜日になったばかりの深夜1時。
この手紙を書き終わったら忙しくなるであろう1日に備えてぐっすり寝ることにしよう。
おやすみなさい。

P.S この手紙を受けとって下さった素敵な方。
素敵な水曜日を!



筆名:すず  年齢:22  都道府県:埼玉

2013年12月11日水曜日

2013年12月11日(水)

先日、新聞で「水曜日の出来事」交換の見出しが出ていた。
興味を持って、今日私の出来事を少し書いてみようと思います。
今日水曜日は、ボランティア活動の日である。
仕事を終えた夕方、小学校の校庭で子供とキャッチボールをする。
自分の子供ではなく、子供たちの成長をより豊かに促す目的で始められた交流活動で出会った小学校四年生の男の子である。
私にとっては、毎週水曜日がとても楽しく待ち遠しい日である。
自分の子供は、三人息子(長男は社会人、次男は大学生、三男は高校生)で、ほとんど手が離れたが、経済的には悪戦苦闘をしている毎日である。
この四年生の男の子とキャッチボールをしていると、息子たちの小さい頃を思い出します。
息子たちも野球をしていた。
この男の子も野球チームに入っている野球大好き少年である。
また、来週の水曜日が楽しみである。



筆名:公務員男性  年齢:47  都道府県:広島

2013年12月4日水曜日

2013年12月4日(水)

朝。
前日の疲れが残ったままベットから起き上がる。
今日は水曜日。
週の中間地点、中だるみの一日が始まる。
リビングへ向かうと朝食の香りが…別にしない。
そんなことを気にするほどの余裕はない。
とにかく眠い。それが高校生の朝である。
朝食を済ませ、制服に着がえ、朝の準備を進める。
家を出るまでにかける時間は、朝起きてから30分。
これが早いか遅いかは分からないが、とにかく家を出る。
学校へ向かう。
自転車に乗り、駅までおよそ15分の道のりをこぎ進める。
駅に着けば、数分後には電車が到着する。
気になるあの子はもう電車通学しないのか姿は見当たらない。
急行の電車へ乗り、学校へ向かう。
途中普通電車に乗り換え、駅を降りる。
そして徒歩数分で着く学校へ到着する。
始業のチャイムがなり、水曜日課はどんなだったか、楽だったかを確認する。
何とも言えない日課だったことを思い出す。
午前の授業は4時間。空腹と眠気にたえながら授業を受ける。
4時間目が終わると昼食の時間だ。
冷凍食品ばかりの弁当を食べる。
作ってもらっているのだから文句は言えないが、くどい。
昼食を食べ終わると昼休みは完全にスリープモードに突入する。
束の間の休憩だ。
午後の授業3時間は眠気との戦い。
一日中眠気と戦っているなと常々思うが何とか授業を受けきる。
帰りのHR、掃除を終えると帰路に急ぐ。
ここだけは完全に目がさえている。
途中コンビニに寄り雑誌を立ち読みし何も買わずにコンビニをあとにする。
店員の「ありがとうございました」が心に刺さるが自転車に乗り、家へとこぎ進める。
家へ着けば、再び眠気が襲いかかってくる。
ここは負けて2時間ほど睡眠をとると風呂に入り、晩ご飯を食べる。
晩ご飯はカレーだった。
その時、翌日の晩ご飯もカレーになるとは思いもしなかった。
晩ご飯を食べ終われば、受験も終わっているので勉強をすることもない。
あとは寝るだけだ。
およそ高校生とは思えない時間に眠りにつく。
その時、時計は10時を指す前であった。
こうして、もう二度とかえってこない2013年10月30日水曜日は幕を閉じたのであった。



筆名:ペンネーム  年齢:18  都道府県:静岡