朝。
前日の疲れが残ったままベットから起き上がる。
今日は水曜日。
週の中間地点、中だるみの一日が始まる。
リビングへ向かうと朝食の香りが…別にしない。
そんなことを気にするほどの余裕はない。
とにかく眠い。それが高校生の朝である。
朝食を済ませ、制服に着がえ、朝の準備を進める。
家を出るまでにかける時間は、朝起きてから30分。
これが早いか遅いかは分からないが、とにかく家を出る。
学校へ向かう。
自転車に乗り、駅までおよそ15分の道のりをこぎ進める。
駅に着けば、数分後には電車が到着する。
気になるあの子はもう電車通学しないのか姿は見当たらない。
急行の電車へ乗り、学校へ向かう。
途中普通電車に乗り換え、駅を降りる。
そして徒歩数分で着く学校へ到着する。
始業のチャイムがなり、水曜日課はどんなだったか、楽だったかを確認する。
何とも言えない日課だったことを思い出す。
午前の授業は4時間。空腹と眠気にたえながら授業を受ける。
4時間目が終わると昼食の時間だ。
冷凍食品ばかりの弁当を食べる。
作ってもらっているのだから文句は言えないが、くどい。
昼食を食べ終わると昼休みは完全にスリープモードに突入する。
束の間の休憩だ。
午後の授業3時間は眠気との戦い。
一日中眠気と戦っているなと常々思うが何とか授業を受けきる。
帰りのHR、掃除を終えると帰路に急ぐ。
ここだけは完全に目がさえている。
途中コンビニに寄り雑誌を立ち読みし何も買わずにコンビニをあとにする。
店員の「ありがとうございました」が心に刺さるが自転車に乗り、家へとこぎ進める。
家へ着けば、再び眠気が襲いかかってくる。
ここは負けて2時間ほど睡眠をとると風呂に入り、晩ご飯を食べる。
晩ご飯はカレーだった。
その時、翌日の晩ご飯もカレーになるとは思いもしなかった。
晩ご飯を食べ終われば、受験も終わっているので勉強をすることもない。
あとは寝るだけだ。
およそ高校生とは思えない時間に眠りにつく。
その時、時計は10時を指す前であった。
こうして、もう二度とかえってこない2013年10月30日水曜日は幕を閉じたのであった。
筆名:ペンネーム 年齢:18 都道府県:静岡
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