2014年2月19日水曜日

2014年2月19日(水)

水曜日のある午後、私はその日のパートの仕事を終え近くに住む娘宅におじゃました時のことです。
歌を歌うことや音楽を聴くことの好きな私は娘に”ねえ、ユーミンの曲が聞きたいなー”と言ったら、この曲を流してくれました。
”瞳を閉じて”
娘はこの人の歌では私、この歌が一番好き、長崎県のある小島の小学校が閉校になった時この歌詞が石碑に刻み込まれたんだよと話してくれました。
3年前この津奈木町に人がいた赤崎小学校が閉校した事をふと思い、同一化してしまい、ペンをとった次第です。
♫霧が晴れたら 小高い丘に立とう 名もない島が 見えるかもしれない♫
赤崎展望所から周囲を見渡すと今きれいに色づいているみかんの色と前方に見える天草の島々、海の蒼さと潮騒の音が聞こえてくるような感じがし、晴れた日に見る風景は格別です。
そして左下の入り江にぽっかり浮かんで建っている誰もいない赤崎小学校。
6年間ここで小学校生活を送った生徒、校区の方の思い出多き場所でもありました。
私はその赤崎小学校の隣りにある、やはり海岸沿いの小さな田舎の小学校、平国小学校の卒業生です。
卒業した小学校がなくなるという事はとても淋しい感じがします。
夏休みになると、宿題はそっちのけで海に泳ぎに行くのが日課でした。
海の監視は父兄の方が交代して下さり、私の記憶のある限り、水の事故なく過ごしました。
残念な事にマスコミでは毎年のように水の事故が聴かれています。
大人になり、子供を持った親になり、孫も授かり、この年になり、支えて下さった人様のお陰であると感謝しています。
今一度、生きている、生かされている命の大切さを見つめ直し、伝えなくてはならないと思います。
2年前、長男の成人式に出席した際、成人者へ町長さんからの祝辞で、皆さん、ふる里の事を忘れず頑張って下さいと話されたのが印象的でした。
普通の励ましの言葉にも思えるが言葉の重みというものを感じました。
東北の震災で、今現在環境が完全修復できていない土地で必死に努力し、生活されている方々の事を思うと、温暖でのどかなこの町に住む私たちは幸せです。この町を離れ遠くへ行った同級生、そして娘、孫娘、息子よ、風光明媚で心暖かい人たちの事を忘れず元気でおってね!
又逢える日を楽しみにしています。



筆名:小桜のババちゃん  年齢:54  都道府県:熊本

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