2014年2月26日水曜日

2014年2月26日(水)

ここはオシャレなカフェも雑貨屋など全くない田舎です。
結婚して、友達もいない、電車も1時間に1本のこの地に越してきました。
もう10年目、いまだに馴染めずにいます。

私達夫婦には子供はいません。
そのことが、私の人見知りな性格と共に馴染めない原因のひとつだと思います。
お子さんのいる家庭は、近所のお年寄りに話しかけられたり、いわゆる”ママ友”と話す機会もあり、友達ができるようですが、それもありません。

私はパートで働いており、土日祝の休み以外に週1回休みがあります。
そう「水曜日」です。
水曜日、私は誰とも会わず、誰とも話さない日中を送ることが多いです。
結婚当日は働いてもおらず、今の水曜日のようにひとりぼっちの毎日が続き、寂しくて、寂しくて、うつになりました。
今も寂しくない。と言えば嘘になりますが、水曜日は嫌いではありません。

好きな音楽を聴き、おいしい珈琲をいれ、本を読む。
楽しい出来事は何もないけど、穏やかで幸せな時間です。

「人間、小さくまとまっちゃったんじゃないの?」って言われればその通りなのですが、小さなことが、普通のことが、私には幸せに感じられるのです。
小さな、小さな幸せを集めながら穏やかに30代最後の冬を送っています。

見知らぬあなたにも、どんな大きさであれ、たくさんのキラキラした幸せが訪れますよう、お祈りしています。



筆名:なし  年齢:39  都道府県:和歌山

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