2014年8月27日水曜日

2014年8月27日(水)

水曜日の今日。
朝から間違い電話が同じ人から三回も掛かりました。
三回はさすがにお相手から「そちらはどこですか」と尋ねられました。
こちらは、長崎県の○○市ですよと答えながら少しお話ししませんかと言いたくなる程、その土地柄の言葉でとても耳ざわりの良いお声でした。
もう一度掛かったらそう言ってみようかしらとふと声だけのお友達もいいなと思いました。
私は淋しいんでしょうか。
夫の入院生活ももうすこし長引きそうです。
とうとう胃の全摘出が決まりました。
土・日と外泊しましたが本人の不安もわかってあげたいと思いますが、相変わらず私に悪態をつきました。
気を使ってヘトヘトです。
友人から何があってもバカみたいに笑えとアドバイスされましたが、これから先の事、自信がありません。
義父母、両親、両親、弟、夫と私は何を背負っているのでしょう。
風邪ひとつ引いてはおられません。
ごくごくせまい私の生活空間にあっては、残念ながら自分の事しか話題がありませんが、ちっともさびしくない静かな夜が少しでも長く続くといいなあー。
でもけっして悪妻ではありませんよ。
水曜日のお友達の中にわかって下さる方がいらっしゃるといいなあー

では、またの水曜日に何かいい事がありますように。



筆名:柳  年齢:66  都道府県:長崎

2014年8月20日水曜日

2014年8月20日(水)

ちょうど1年前の今日、私は名古屋から富山に向かう高速バスの中にいた。
心の中のモヤモヤと大きすぎる悲しみを払拭するためだ。
とはいえ、一人旅なんて人生で初めてのことだから、38度のカンカン照りの青空と同じくわくわくして晴れやかな気分だった。

結婚して1年、私たちの元へキラキラと輝きながら来てくれた小さな天使は、姿かたちをはっきりと見せないままわずか2ヶ月で空に帰ってしまった。
あたり前だと思っていたことが、あたり前じゃなくなることもある。
誰も悪くないって言われても自分を責めた。
あの子は今頃空の上でしあわせに暮らしているだろうか…
きっと4年前に天国にいった犬とじゃれ合ったり追いかけっこしたり、そして疲れたら眠り、元気にしているだろう。

あれから1年、いま私のお腹には5ヶ月になる小さな命がすくすくと育っている。
母親としての実感はまだあまり湧かないけど、私たちのところへ来てくれたことや空の上のあの子の分まで一生懸命に生きてくれていること、生まれてきたら伝えたいことがたくさんあるんだ。
しかしながら、世の中には不妊治療を何年も続けている方、私なんかよりもっと苦しい思いをしている方が多くいることを絶対に忘れてはいけないと思った。

「命」というものの大切さを日々実感するようになった。
台風が近づきジメジメした水曜日の午後でした。



筆名:パーシー  年齢:31  都道府県:愛知

2014年8月13日水曜日

2014年8月13日(水)

どこかのだれか様

今日は部屋の掃除をしました。
掃除の途中で机の中から高校時代に制服に付けていた校章を見つけました。
端っこの方が少しだけはげていて古びています。
でもこれは私が使っていた校章ではありません。
高校の卒業式の日に当時の好きな人からもらったものです。
私は中高一貫校に通っていて、中学生の頃から彼にずっと片想いをしてました。
中学3年生の時、私は彼に告白しましたが、彼には好きな女の子がいたため、ものの見事に玉砕!!
しかも彼が好きだった女の子は学年でも1、2位を争う美人!!
私の恋は叶いませんでした。(ちなみに彼の恋も叶わなかったそうです)
自分に自身がなかったこともあり、彼の恋人になる夢は早々に諦めましたが、それでも彼の事は高校を卒業するまでずっと好きなままでした。
今思えば人生で一番好きになった人だと思います。
彼を初めて見た時にビビッときたのを今でも覚えています。
少々漫画だったらうまくいくはずなのになぁ。笑
昔の事を思い出して懐かしいと同時に切ない気持になりました。
校章は捨てることにします。
そろそろチーズケーキが焼けそうなので筆を置きますね。
さようなら。



筆名:ゆき  年齢:24  都道府県:東京

2014年8月6日水曜日

2014年8月6日(水)

今日は私の父の誕生日です。
ちょうど水曜日だったので筆をとることにしました。
父は60歳になります。
今月で退職するそうです。
父は24年間新聞配達員でした。
嵐の日も雪の日もカブにまたがり朝2時に出勤する姿を、子どもの私は「とてもかっこいい!」と思っていました。
小学3年のとき、父の働く様子を詩に書いて学校へ持っていこうとしました。
父は少し嫌な顔をしました。
私は自分たちが貧しいということを知らなかったのです。
朝起きると仕事から帰ってきた父と一緒に朝食をとり、学校から帰って来ると寝るまで一緒。
家族旅行はキャンプに山登り。
私たち家族は本当にずっと一緒に時間を過ごしました。
私は両親から本当の”豊かさ”を学びました。
今では私たち兄妹はそれぞれ家族や仕事や夢を持ち、実家を遠く離れて住んでいます。
父が最後の出勤から帰ってきたときに母から手渡してもらおうと、兄弟で手紙とプレゼントを用意しました。
お父さん、おつかれさま。ありがとう。
照れながら喜ぶ父の姿が目に浮かびます。
次は、私の番。
どんな後ろ姿を子どもに残せるでしょうか。



筆名:mug  年齢:30  都道府県:兵庫