2014年9月24日水曜日

2014年9月24日(水)

私はよく終電で家に帰っています。
終電で帰るような日は大抵慌てていて早歩きで帰ります。
その日は、たまたますごくゆっくり星を見ながら帰っていました。
すると、突然星がはっきりくっきり、キレイに見えるようになりました。
その時、私は自宅のすぐ前にいたのですが、自宅の近くの街灯だけが切れていました。
私の家の前だけとっても星がキレイに見えることに気付きました。

最近、私の周辺で悲しいことがあったり、私自身も仕事の責任や周囲の期待で押しつぶされそうになっていました。
おまけに時間にも追われていたため、機械的に日々のできごとをこなすだけの毎日を送っていました。

時間をぜいたくに使うという事はなかなかできないですが、その分、色々なことに気付けるということを実感しました。
その時は全く自分にとってプラスにならないことでも、心のひだになって自分の感性が豊かになるんだろうと感じました。

自分の家の前の街灯が切れているだけで、すごく自分の家が特別に思えました。



筆名:マトノトモカ  年齢:22  都道府県:兵庫

2014年9月17日水曜日

2014年9月17日(水)

親戚から届いていたお中元を開けた。
紙パックにストローをさして飲むコーヒーと紅茶が30本も入っていた。
私とお母さんはコーヒーが苦手なので紅茶を、弟とお父さんにたくさん入っているコーヒーを飲んでもらうことにしよう。
ストック用の小さな冷蔵庫にありったけのパックを詰める。
そして扉に「コーヒー冷えて〼」の貼り紙。これでよし。

父と弟は帰るなり、よろこんでコーヒーにありついた。
おいしそうに飲んでいるのを見て、思わず私も飲めないはずのコーヒーに手を伸ばした。
久しぶりに飲んだら、やっぱり苦かった。
苦みを好きになれなかった。
飲みかけだけど、冷蔵庫に戻して、明日の朝誰かに飲んでもらおう。
間接キス?いや、うちの男たちはそういうの気にしないだろうなあ。



筆名:アイラ  年齢:21  都道府県:新潟

2014年9月10日水曜日

2014年9月10日(水)

自分の手紙をどこか遠くの誰かが読むというのはなんだか不思議な感じがします。
とても面白いプロジェクトと思い私も今日という1日しかない水曜日を書いてみようと思います。

今日は仕事が休みなので子供を学校へ送り出し、朝7時半から8時すぎまでジョギングに行きました。
帰ってシャワーの後、空腹のためネクタリンを丸ごと一個立ち食いして、水をごくごく飲む。
実家の母と長電話をして、これから昼ごはんのために買い物に行きます。
こちら時間 午前9時40分 日本時間 午後4時40分。

私の見ている窓の外には、南ドイツの山々が見えます。
あなたの今いる水曜日はどんな景色が見えていますか?

千葉の実家へこの手紙を送って、そこから熊本へ行ってあなたの元に届くというのは、何だか偶然というにはもったいないような素敵な出来事ですね。

あなたにとってもこの水曜日が良い日であるといいです。



筆名:ユキ  年齢:37  都道府県:ドイツ
※手紙の交換先は日本国内となっております。

2014年9月3日水曜日

2014年9月3日(水)

はじめまして。
ふと突然に誰か知らない人に手紙を書いてみたいなぁと思いつき、インターネットで「知らない誰か 手紙」で検索し、赤崎水曜日郵便局を見つけたのが今日、水曜日でした。
少しどきどきしています。
この水曜日は、いつもより早起きして、庭の草抜きをしていました。
なぜ平日の朝っぱらから草抜きをする余裕があるのかといいますと、僕は今、フリーターをしていまして、興味がある染織の仕事を京都で探していますので、日中時間があり余っているのもありますし、何か家の仕事をしなければ家族の視線が気になり、落ち着いていられないというのもあります。
そして、草抜きが終わり、汗をぬぐって部屋に戻り、一呼吸。
あまりにも暑いので扇風機をまわし、読書をしました。
今、読んでいるのは、石牟礼道子さんの「石牟礼道子対談集 魂の言葉を紡ぐ」という本です。
暑くてなかなか集中できませんでしたが、読んでいた章が、偶然染織家の志村ふくみさんとの対談で、とても面白かったです。
そして、本を閉じてちょいとパソコンを開いて電源を入れたその時に面接をしていた染織会社からお電話が入りました。
結果は違う方を採用したとのことでした。
ありゃあと少し落ち込みましたが、まぁ落ち込んでも仕方がないので違う会社へまたアタックします。
水曜日の出来事で思い出すのはこれくらいかなぁ。
ちょっと動きのある水曜日でしたが、こうして手紙にしてみますとなかなか幸せかもと思ったり…。
まぁなんせ現実は、職なしのフリーターですから、足もとはぐらぐらですが、毎日をそれなりに楽しめているかなと前向きに考えて終わります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
どんな方が読まれているのか、ちょっと想像しては、笑ってしまうのですが、知らないあなたが僕の水曜日を知ってくださると嬉しいです。笑
では、お元気で!!



筆名:とも  年齢:21  都道府県:滋賀