2015年5月27日水曜日

2015年5月27日(水)

取り留めもなく書いてみる。昔から近場というか、1人旅の経験はないが生活圏ではひとりの事が多く、高校時代も誰かと一緒に、誰かを待ってということはなく 一人行動が多かったように思う。子供が生まれ、嬉しかったが ひとりにはなれないんだと思った。子供が幼稚園に入り お友達と!!を教えようとしたが 父から 一匹狼が べったりの友達関係を教えるのは無理と言われ、これを一匹狼というのか。子供が小学生になり 大人と同じ食事になると あそこのコレがおいしい と聞けば2人で行ってみる。
大人に近い 体力になれば 遠出をし 大人と同じ時間帯になってからは 良く映画に行った。
気がつけば いつも一緒。いつも2人。2人家族だから。

3月を機に2人の生活は大きく変わった。
自分の好きな事、やってみたい事で ひとりで出かけた。誰かを喜ばせるのでもなく、誰かと楽しむためでもなく。私のために。
誰かに寄りかかったり 誰かにどうにかしてもらおうと思わないために。
会場で道がわからなかった。いつもの様に2人づれにたずねた。「わかりません」の返答になんだか傷ついた。「ひとりで来たの?こんなところに」

食事でもして帰ろう。以前2人で行った事のあるおいしいお店を知っている。
そんな気にはなれなかった。家に帰ってみそ汁を作った。
ひとりでは何も出来なくなってしまったのかな? いずれひとりになるのでそうならないようにと思っていたのに・・・・なんてこった。

「行こうよ」とは言わず「行ってくる」か。


筆名:ユーラシア大陸  年齢:47歳  都道府県:東京都

2015年5月20日水曜日

2015年5月20日(水)

 
3月11日が近づいて来ると気持ちが落ち着かなって来る人が増えます。
変にソワソワしたり、落ち込んで何も手につかなくなったり・・・・・。

いつもの様に主人を送り出し、朝食の片付けをすませた後、市内6ケ所に設けられた献花場の1つに出かけました。今年は白いカーネーションでした。私が行ったときにはすでに30本以上の花が並べられていました。静かに手を合わせてきました。今日一日、町内の方々がたくさん来られるのでしょう。

午後2時46分 防災無線のサイレンが鳴り響きました。家に居るのは私1人でしたが黙祷しました。
その後、「東日本大震災の記録」のDVDを観ました。やっぱり涙が出ました。このDVDを観るのは1年に1度だけと決めていますが、必ず観る事にしています。

津波で23才の息子さんをなくした友人に「大丈夫かい?」とメールしました。
「今年はふつうにしていられた。」と返事が来ました。またいっぱい泣いたんだろうと思います。

夕方帰ってきた主人とは、今日1日の事は何も話しませんでした。主人も、今日1日、うんとつらい思いをして帰って来た事は十分知っていましたから。

「早くプロ野球開幕するといいね。コボスタにまたいっぱい行って応援しようね。」―――「うん。・・・・・そうだな。」
 2人で静かにビールをのみました。

4年たった3月11日です。



筆名:静  年齢:59  都道府県:宮城県

2015年5月13日水曜日

2015年5月13日(水)

昨日、『水曜日郵便局』から
はじめて手紙が届きました。

水曜日に開封してください。と書いてあります。

机の上に置いときます。

夕食の時も、お風呂の時も…気になります。

ベッドに入ってもなかなか寝つけません。

夜中、目がさめ、時計を見ると3:40…

ぐるん・ぐるん寝返りをうって、もうダメ><

音量を小さくして、TVをつけました。

5時すぎにウトウト… まもなくアラームが!!

今日は1日、寝不足の水曜日です。
今からお手紙読みます。



筆名:とんぼのママ  年齢:55  都道府県:長崎

2015年5月6日水曜日

2015年5月6日(水)

今日は、私の47回目の誕生日。
前日からの九州出張から帰ると、もう夜の9時30分。
妻はソファでテレビを観ながらケタケタと笑っている。おい、今日は俺の誕生日だぞ、と心の中でつぶやく。キッチンへ行くと、中学1年の娘がケーキを作っている。やはり娘はかわいい、とニヤニヤしてしまう。
2階へ行くと、高校1年の息子がテレビゲーム中。気のない「おかえり」に疲れ倍増。

ほどなく、ケーキが完成したと呼ぶ声が. . . 1階へ降りると. . コーヒーとイチゴのショートケーキが用意されている。 ああ、いい香りだ。
妻が2階の息子に「おとうさんの誕生日だから降りてきなさい」と声をかける。
ノソノソとおりてきて、Happy Birthdayの歌が始まる。何ともぎこちないスタート。あまり乗り気ではないようだと、少し落ち込む。しかし、次第に調子が出てきて、最後の音ではハモリも出て、場が笑いにつつまれる。

おいしいケーキ とたわいもない会話。 幸せなひととき。

事件はここから. . . 息子がこづかいの前借りを申し入れてきた。普段であれば、いいよ、とするところだが、今年に入り いつも以上に支給してきたこづかい。いったい何に使ったのだ。ここはひとつ心を鬼にして、「お金の使い方をよく考えるように」といって前借り要求をつっぱねた。

ああ、何故か心が重い。楽しみにしていた友人との野球観戦をあきらめるのかな? 今回に限り要求をのんでやろうかな. . .

それにしても、1人暮らしの大学1年の息子からは、結局 何のメッセージもこなかった。 まあ こんなもんだろう。 
 さて、どんな 1年が待っているのだろうか。

筆名:でこ 年齢47 都道府県:山梨県